カーディーラー営業の転職は誰でも受かる?学歴とやる気で採用率がアップする方法

カーディーラー営業業界別の転職ノウハウ

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正規ディーラーといわれるカーディーラーは会社基盤が安定し、転職でも人気のジャンル。

さらに、なんといっても高額なインセンティブは魅力的です。

とくに車が好きな人にとっては天職かもしれません。

国産ならトヨタ・ホンダ・日産、外車ならベンツやBMWが有名。

さらにディーラーの系列を挙げると切りがなく、トヨタだと「ネッツトヨタ店」「トヨタカローラ店」などたくさん。

さらに同じトヨタカローラでも販売店によって会社は全く異なるので、待遇や福利厚生も全然違います。

結果、どこの会社に就職したらいいか、どう判断したらいいかわかりにくいのが現状。

それでいてディーラーの求人は、全国的に常に出回っている状態です。

そのため、

「そもそもカーディーラーって稼げる仕事だっけ?」

「カーディーラーって車だけ売るのが仕事?」

「ディーラーのインセンティブはいくら?」

など疑問を持つ人も多いです。

今回はこの疑問を解決するために、カーディーラーの営業について解説していきます。

仕事内容や給料事情、働きやすさをメリット・デメリットとともに解説。

実際にトヨタのディーラー営業マンにヒアリングした内容なので、安心して読んでもらえると思います。

複数人に聞いて共通していたのが、やはり「若くても成果を出せば稼げる仕事」がディーラー営業

しかし、昔ながらの縦社会が強く残っているので、ディーラーと言えど働きやすいかは何とも言えないところ・・・。

とういことで営業経験者+採用担当者のダブル目線で、カーディーラー営業について徹底解説していきます。

これを機にカーディーラーが稼げるか見極められるようになりましょう!

それではカーディーラーのお仕事事情について詳しく紹介していきます。

  1. カーディーラーの営業の給料相場
    1. 地域によって異なる基本給
    2. 大手ディーラーだからこそ貰えるボーナス
    3. 歩合(インセンティブ)
  2. ディーラーのインセンティブ
    1. 外車系ディーラーのインセンティブ額
    2. 国産車系ディーラーのインセンティブ額
    3. インセンティブだけに注目しない
  3. カーディーラーの営業の仕事内容
    1. 業務①:自動車の販売
    2. 業務②:顧客のアフターフォロー
    3. 顧客の車下取り対応
  4. カーディーラーは本当に稼げるのか市場背景から考える
  5. カーディーラーの営業のメリット
    1. どのメーカーも知名度があり会社の社会的地位は高い
    2. 歩合が獲得できれば同世代でも給料水準は高い部類
    3. 通常価格より安く車購入できる
  6. カーディーラーの営業のデメリット
    1. 拘束時間が長くサービス残業が当たり前
    2. 週末休みが取得しずらい
    3. 昔ながらの体育会系組織
    4. ノルマ達成できなかったときのプレッシャーが強い
    5. 運転免許がなければ仕事ができない
    6. 系列店によって制度がバラバラ
  7. カーディーラーの営業がおすすめな人・おすすめではない人
    1. カーディーラーの営業がおすすめな人
    2. カーディーラーの営業がおすすめではない人
    3. 女性でもカーディーラーの営業になれる?
  8. 歓迎されるスキルや特徴
    1. 体育会系出身者であること
    2. 応募先のディーラーで販売しているメーカーまたは車種に乗っている
  9. 採用率がアップする方法
    1. 性格の明るさをアピールする
    2. 礼儀やビジネスマナーを習得している
  10. 特徴から考えるメーカーの選び方
    1. 国産車・外車で会社の風土に違いあり
    2. どの系列ディーラーを選ぶかで会社の方針は異なる
  11. その後の転職に備えたいキャリアプラン
    1. 店舗の店長
    2. 本社勤務
    3. 店舗の保険事業の責任者
    4. 他業界の営業へ転職
    5. 他職種へジョブチェンジ
  12. 【まとめ】車好きで収入重視の人におすすめ
  13. おすすめの転職エージェントサービス
    1. おすすめ度★★★★★パソナキャリア
    2. おすすめ度★★★★doda(デューダ)
    3. おすすめ度★★★★マイナビエージェント
    4. おすすめ度★★★リクルートエージェント
  14. 【おまけ】給料重視なら契約社員(期間工)がおすすめ

カーディーラーの営業の給料相場

カーディーラーの営業職は、歩合(インセンティブ)支給の割合が高い職種でもあります。

しかし歩合が高いということは、基本給がその分低くく、中途入社でも基本給が低いのが難点です。

そして地域や会社によって歩合還元は異なるので、給料事情をしっかりと理解しておきましょう。

地域によって異なる基本給

エリアによって異なりますが、給料相場が低い北日本地域だと月収15万円前後が相場といわれています。

ただし、この15万円は歩合や残業を加味していない金額。

能力や前職の給料水準も加味されるため、一概に15万円しかもらえないわけではありません。

参考として、日産自動車のエリア別給料相場をみてみましょう。

エリア月給
北海道・東北14万4000円~
関東16万7400円~
首都圏18万5000円~
北陸・中部15万5500円~
近畿16万0000円~
中国・四国16万4500円~
九州・沖縄15万500円~

みなし残業は含まれていると思いますが、深夜残業や歩合、手当が含まれていない営業職の月の総支給額となります。

手取りになると、だいたい最低でも4万円前後は控除されるでしょう。

そうすると歩合がとれなくても、手取りで11万~14万円の収入は保証されるということです。

特別な贅沢をしない限りは、生活が出来なくなるようなことはないと思います。

大手ディーラーだからこそ貰えるボーナス

月収以外で期待してしまうのが夏季賞与と冬季賞与。

入社する会社によって変化しますが、基本給が少ない分、ボーナスで返ってくるので安心です。

ただし業績連動制であることが前提なので、インセンティブがしっかり獲れるように営業力は日々鍛えておきましょう。

歩合(インセンティブ)

高額商材である自動車を売った時に貰えるインセンティブはいくらでしょうか?

一般的には100万円ぐらいが天井と見ておくといいでしょう。

そして必ず毎月ノルマは与えられ、ノルマ達成につき1台に付き数万円の歩合が発生します。

新型モデルが発売されたときは、車種単位でノルマが設定されることを覚えておきましょう。

トップ営業だと基本給+歩合+ボーナスで、年収1000万円を超えてきます。

特に客数が多い大都市の店舗は、給料水準とインセンティブ獲得率が高いです。

どのエリアのディーラーに就職するかによって、確実に給料の差はでてきます。

具体的な金額は次の章を参考にしてください。

【効率よく目的の会社に転職する方法】

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ディーラーのインセンティブ

車を売るなら絶対にほしいインセンティブ。

メーカーだけでなく会社によって、全く制度は異なるので参考までしっておきましょう。

外車系ディーラーのインセンティブ額

会社によって異なり、1台売るごとに1万~10万円が支給されます。

新車から中古車で価格が異なるなど、歩合条件はさまざま。

メーカー会社インセンティブ月給月収例
BMW株式会社アウトプラッツ平均1台10万円~月給18万~25万円+インセンティブ32歳で入社5年/年間販売台数36台⇒年収1100万円(月給41万円/インセンティブ600万円)
26歳で入社2年/年間販売台数42台⇒年収735万円(月給32万円/インセンティブ350万円)
42歳で入社4年/年間販売台数42台⇒年収1300万円(月給45万円/インセンティブ750万円)
BMW株式会社モトーレングランツ年に3回・4ヶ月の実績をまとめ、3つの指標で支給
【販売台数】
└販売車の台数により、1台・4000円~1万円を支給
【販売価格の粗利】
└販売価格の粗利にあわせて支給
例として粗利100万円で4万円、粗利200万円で20万円
【アフターフォロー】
└車検や保険の更新によって、1回・2000円以上を支給
月給23万円以上26歳で年収600万円(入社4年目/月給24万円)
42歳で670万円(入社2年目/月給23万円)
ベンツ株式会社オートブティックマルヰ1台販売につき1万円
4台目以降は1台1万5000円の支給となり、
4万5000円の支給となります。
5台で6万円です。
※少なくとも1カ月平均3~4台を販売
月給30万円~+一律手当(インセンティブ+各種手当)年収800万円(入社2年目)

年収1200万円(店長/幹部)

外車メーカーは販売価格が高いので、インセンティブが多いイメージを持っている人もいますが、特別に高い歩合制があるとは言えません。

しかし後日紹介する国産系のディーラーに比べて、ややインセンティブや年収が高い傾向があります。

給料重視するなら、ベンツ・BMW・フォルクスワーゲンといった外車メーカーに就職するといいでしょう。

国産車系ディーラーのインセンティブ額

続いて国内メーカーのインセンティブを紹介します。

メーカー会社インセンティブ例月給月収例
トヨタトヨタカローラ名古屋株式会社25歳で月4万8000円

30歳で月9万2000円

35歳で月9万4000円
多い社員で月20万円

月給19万2000円~35万円+インセンティブ35歳で年収784万円(一般社員)
30歳で年収698万円(一般社員)
ホンダ株式会社ヤマト平均支給金額は月7~8万円

多い社員で月20万円以上

27万6000円:20万4000円+インセンティブ(7万円)33歳で500万円(経験12年)
25歳で年収400万円(経験3年)
ホンダ株式会社ホンダカーズ南栃木平均で月15万円

多い社員では月40~50万円

20万200円以上

※販売台数・粗利に応じインセンティブを別途支給
(新車・整備・保険等を含む。月平均15万円程度)

※賞与年2回・各種手当等を別途支給

27歳で500万円(経験3年)
31歳で700万円(経験5年)
36歳で1000万円(経験7年)

外車に比べて、そもそもインセンティブの支払い方法を公開している企業が少ない印象。

さらに給料水準が低く、どちらかというと給料よりは安定企業で働きたいという人におすすめです。

インセンティブだけに注目しない

ご覧のとおりインセンティブは会社によって全く異なります。

注意しておきたのは、インセンティブが全てではないこと。

インセンティブは低いけど、基本給が高く手当が充実していることはよくあります。

そのため、歩合が高くても年収が低いというケースもあるかもしれません。

また、ほとんどの企業はインセンティブの支給ルールが非公開です。

支給ルール変更が定期的にあることや、人材流出に繋がるなど理由はさまざま。

実際に詳しくインセンティブルールを知りたい人は、転職エージェントに相談するのが一番です。

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カーディーラーの営業の仕事内容

正規ディーラーは、車の展示や商談スペースを設けられたショールームが必ずあります。

このショールームで仕事をすることが多く、メイン業務は『自動車を販売すること』です。

もっと抽象的に説明すると、『その人に最も適した移動手段を提供すること』と言っても過言ではありません。

また車はアフターサービスも必要不可欠で、保険やタイヤ、修理、車検などが挙げられます。

内容によって契約が取れると歩合対象になる会社もたくさんあり、細かく稼げるのも特徴。

人によっては直接、顧客のもとに足を運び営業する人もいたりと、ある程度の自由が利きます。

では具体的にどのような業務なのか説明していきましょう。

業務①:自動車の販売

主に新車が中心で、顧客の要望に合わせて中古車も販売します。

ユーザーのライフスタイルをヒアリングし、どの車種のどのグレードが適してるか提案するのがお仕事。

ヒアリングする力だけでなく、提案力、商材知識、コミュニケーション能力が試される仕事です。

目的に合わせて、必要なオプション提案や保険の提案も行っていきます。

なぜここまでやる必要があるのかというと、顧客は自分が欲しい車が確定していないからです。

なんとなく、

「トヨタの車がいいな~」

「家族で遠出しても苦じゃないミニバンがほしいな~」

「プリウスほしいけど、どのグレードでどのオプション付けたらいいかわからない~」

みたいに悩みがそれぞれ異なり、最終的に購入する前には、たくさんの意思決定をしなければいけません。

また、お父さんがほしい車を決めるけど、お財布を握るにはお母さんなので、両者を納得させる技量も必要です。

なので、一概に車の商材を説明するだけでは押し売りが強くなり、購入に至らないことも。

顧客の要望に合わせて「車を売る」というのが非常に重要なお仕事なのです。

業務②:顧客のアフターフォロー

各店舗には車を購入した既存顧客が必ずいます。

車購入したのちに、さまざまなトラブルや要望がでてくるものです。

主なものを挙げると、

  • 故障・修理
  • 車検
  • 保険更新
  • タイヤ交換
  • オイル交換
  • 法定点検
  • 車のカスタム

などです。

担当顧客から会社用の携帯電話に直接連絡がくるので、対応をしていかなければいけません。

内容によっては歩合が発生することもあるし、何より顧客満足度が上がります。

顧客満足度が上がると、友人・知人・家族を紹介してもらえる場合もあるので、新たな車販売の機会になるでしょう。

このようなサイクルで客が客を呼ぶ仕組みを作っていくのも、カーディーラーの営業職の仕事です。

顧客の車下取り対応

車を購入する人は、既に車を所有しており、買い替えためディーラーが買い取ることがほとんどです。

実際に資格をとって、車査定をすることもおこないます。

カーディーラーは本当に稼げるのか市場背景から考える

今後も儲かる市場が続くは、市場変化も大きく影響してくるでしょう。

結論から言うと、現時点ではすごい追い風ではないということだけは覚えておいてください。

理由を挙げると、

  • 若者の車離れ
  • 車の性能アップにより買い替えスパンが減少
  • 大都市圏でのカーシェアリングの普及
  • 人口減少
  • 車の性能アップによる買い替えの減少

なんとなく想像できますよね?

他にも要因はたくさんあると思いますが、結果として新車の販売台数は年々減少しています。

決して勘違いしないでほしいのが、全く売れなくなっているわけではありません。

とくに地方では車がなければ、交通手段がなくなってしまいます。

そして大都市でも、効率良く仕事するために自動車は無くてはならない存在。

懸念としては、車の性能が年々向上していることから、次の買い替えまでのサイクルが長くなっているのも特徴です。

昔は6年と言われてましたが、今では新車購入から9年も買い替えずに乗り続ける人が増えています。

企業努力による売り方の工夫や顧客獲得できるかが、営業職には強く求められることでしょう。

まだまだ先の話ですが、自動運転技術の開発による明るい未来も期待したいところです。

カーディーラーの営業のメリット

給料事情や仕事内容を理解するだけでなく、どのような利点があるかもチェックしておきましょう。

どのメーカーも知名度があり会社の社会的地位は高い

国産車であればトヨタ、日産、ホンダ、三菱。

外車であればベンツ、BMW、フォルクスワーゲン。

スーパーカーを輩出するフェラーリやランボルギーニ、といったようにみんなが知ってるのが自動車メーカーはたくあんあります。

世間体としても大手ディーラーだと評判はいいのです。

ちゃんとした会社で働いているということを家族に理解してもらうにはいいチャンスです。

歩合が獲得できれば同世代でも給料水準は高い部類

基本給だけなら平均またはそれ以下ですが、歩合をしっかりと取っていけば給料は高くなります。

高額の歩合をしっかりとれるようになれば、一般的な歩合の社会人より稼げるジャンルといえるでしょう。

通常価格より安く車購入できる

カーディーラーで働く人は車通勤になり、生活するために車の購入が必要です。

そのときに社割で安く購入することもできます。

だいたい2割近く車も安く購入できるので、生活水準を上げることも十分可能です。

とくに車好きの人であれば、なおさらうれしいはず。

カーディーラーの営業のデメリット

決してカーディーラーは華やかさがあるわけではありません。

デメリットも存在します。

良いところだけでなく悪いところも知っておきましょう。

拘束時間が長くサービス残業が当たり前

求人では「定時や18時で帰宅することもある」と書かれているケースもあります。

しかし、それは相当な用事でなければ帰りにくいと感じるかもしれません。

とは言え、店舗や会社によって異なり、入社してみなとわからないのも本音。

定時で帰ることを前提としてカーディーラーの営業になるなら諦めた方がいいでしょう。

週末休みが取得しずらい

試乗予約や相談はどうしても週末や祝日に集中します。

キャンペーンやイベントもたくさん人が来るように、週末にやることがほとんど。

そのため、土日休みを交代でとったりするケースが多いです。

昔ながらの体育会系組織

特に国産車メーカーだと体育会系のノリが強いです。

ただでさえ営業職は体育会系なところもあるので、ベンチャー企業やIT企業出身だと文化に馴染むには時間がかかる人もいるでしょう。

また年齢層も20代~50代と幅広く、上司によっては足で稼ぐのが営業と考える上司もいるかもしれません。

入社して活躍できるかは上司によって異なるでしょう。

ノルマ達成できなかったときのプレッシャーが強い

どの会社でも毎月台数でのノルマは発生します。

これは営業として当然であり、稼げる要因ともいえるでしょう。

稼ぐことが目的でカーディーラーの営業になるなら問題ないですが、向いていなかったときは相当なストレスになると思います。

運転免許がなければ仕事ができない

車の仕事であるため、普通自動車免許は必ず持っていなければ採用されません。

敷地内での車移動や、顧客の車を引き揚げる際に運転することもあります。

一番怖いのがスピード違反や駐車違反などで、免停になったとき。

極まれにありますが、免停になると停止期間は本社勤務になります。

しかも本社側でわざわざ仕事や配属先をその人ために作るため、非常に肩見の狭い思いをすることは必須。

つなみに飲酒運転で捕まった場合は、一発で退職になることは覚えておきましょう。

系列店によって制度がバラバラ

直営店であれば全国共通ですが、エリアごとに会社が異なるトヨタは評価や福利厚生など全く異なります。

なので、トヨタは最低給料が高いというエリアのディーラーマンもいれば、低いという人も。

エリアによって年収100万円以上の格差はあります。

その理由には、店舗の絶対的な顧客数が挙げられるでしょう。

どうしても人口が多いと顧客数が増え、売上を作りやすい環境になります。

住んでいる場所にもよりますが、なるべく人口の多い都市の店舗を狙って応募した方が歩合は稼ぎやすいでしょう。

カーディーラーの営業がおすすめな人・おすすめではない人

メリット・デメリットだけでは向いているか向いていないかは判断できないと思います。

その人の性格や価値観が一番重要なので、自身はどちらに当てはまるか考えながら見てください。

カーディーラーの営業がおすすめな人

主に以下が挙げられます。

  • 車に興味/関心がある
  • 明るくリーダー気質
  • みんなを盛り上げるのが好き
  • 人の話すことが苦にならない
  • 記憶力がいい
  • 学生時代に体育会の部活に所属していた
  • ストレス耐久性が高い
  • 週末休みや平日休みにこだわらない
  • 歩合で月収を上げたい
  • 逆境になると燃えてくる

全部に該当せずとも、2つ以上当てはまるなら、カーディーラーの営業に挑戦してみることをおすすめします。

とくに重要なのは「車に興味/関心があるか」です。

自動車にはたくさんの車種・ボディタイプ・年式・グレード・価格・オプションが存在します。

ほとんどの情報は、頭に入れておかなければ営業できません。

出来たとしても売ることへのハードルは高くなるでしょう。

カーディーラーの営業がおすすめではない人

残念ながら以下のタイプの人には、カーディーラーの営業だけでなく営業が向いていないかもしれません。

  • 車に興味がもてない
  • メカ系に弱い(機械オンチ)
  • ゴリゴリに詰められる説教に弱い
  • 物事をはっきり伝えるのが苦手

そもそも営業が向いているか向いていないのか判断しきれない人は、以下の記事を参考するといいでしょう。

営業に向いてる人か調べる方法!性別や性格じゃけない営業職の向き不向きか知れる診断方法ツール
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女性でもカーディーラーの営業になれる?

ディーラー営業は女性でも向いているか、しばし問われることがあります。

実際の現場をみるとわかりますが、圧倒的に女性が少なく男性社会であることは否めません。

男性社会といえば、セクハラなども気なるところでしょう。

正直なところを言うと、女性でもハキハキタイプで愛嬌のある人は成功しやすいです。

そして男性が多い業界なので、飲み会などでハラスメント的なことは多少は覚悟しておいた方がいいでしょう。

店舗や上司によって異なるので、運次第というところです。

歓迎されるスキルや特徴

正規ディーラー店とは言え車屋さん。

外回りもあるので、普通自動車免許を持っていることは必須です。

その他にどんなスキルや特徴が歓迎され、活躍が期待されるか紹介していきます。

体育会系出身者であること

高校や大学時代は運動部に所属していた人は、基本的に歓迎ムードです。

これはカーディーラー限らず、営業職自体に言えることでしょう。

どうしても体力的にも精神的にも辛い時期が多くあり、ストレス耐久性が求められます。

10代の頃から運動部で経験している人は、自然とストレス耐久性に強く行動的な人が多いです。

応募先のディーラーで販売しているメーカーまたは車種に乗っている

現在所有していなくても、乗ったことがある程度で問題ありません。

村社会的なところもあり、「車好き」という共通の価値観がある人だと歓迎されやすいです。

外車のディーラーであればなおさら。

入社後に購入したいなど、そのメーカーへの『愛』を面接でアピールするのも常套手段です。

採用率がアップする方法

これまで紹介してきたことが当てはまっているだけで、採用されるとは限りません。

しかし営業であるにも関わらず、未経験者を募集している時点で、採用ハードルが低い部類に入ります。

とは言え、必ず目的の会社に入社するためにも、やれることは全てやりきるようにしてください。

性格の明るさをアピールする

マジメであることは前提ですが、自身が明るいキャラクターであることはアピールしておいて損はありません。

面接官からの質問の受け答えなど、面接では小さな工夫することを忘れないようにしましょう。

逆に嫌でも明るさや笑顔を作れないのであれば、ディーラー営業は避けることをおすすめします。

礼儀やビジネスマナーを習得している

挨拶・名刺交換・会話力など営業のビジネスシーンは必要不可欠な能力です。

カーディーラーは、一般消費者への営業なので、そこまで深いビジネススキルは求められないと思われがち、

ですが、法人相手に商談することもあります。

またビジネススキルが高い人は、営業として信頼度が増すこともあり、出来ていて損はありません。

特徴から考えるメーカーの選び方

カーディーラーはどの車種を販売したいかで、転職先が変わってきます。

給料体系や会社文化も変わってくるので、メーカー選びのポイントを知っておきましょう。

国産車・外車で会社の風土に違いあり

まずメーカーは国産車と外車の2つに分けられます。

大多数の国産車は大衆向けの自動車を販売しており、サービスラインナップも豊富なので、売りやすい人が多いでしょう。

販売店の多さや販売台数では圧倒的にトヨタが勝っています。

どうしても決められない場合は、トヨタ系列店で応募してみてください。

店舗のきれいさも繁盛しているかの見極めポイントになるので、実際に足を運んでショールームの外観を見てみるのもおすすめです。

外車メーカーはどこもきれいなショールームが多く、働く側も気持ちがいいと感じるでしょう。

客層も金銭的に余裕がある人が多いので、フレンドリーな営業スタイルよりもコンシェルジュ的な接客が求められがち。

どのような品格者と仕事をしたいかでメーカーを選ぶのも手です。

どの系列ディーラーを選ぶかで会社の方針は異なる

同じトヨタでも、トヨタカローラとネッツトヨタがありますが全くの別会社と思ってください。

エリアよっても会社は異なるので、同じトヨタカローラが東京と札幌にあるとすると、これもまた全く異なる別会社です。

例)

東京⇒トヨタ モビリティ東京株式会社

札幌⇒トヨタカローラ札幌株式会社

そしてトヨタの正規ディーラーとして販売権利を持っていますが、別会社であるため、評価や待遇も違うことは覚えておきましょう。

販売できる車種が異なるため、ネッツとカローラだとネッツの方が客層が若いといった違いはあります。

若い人、年配の人、富裕層などターゲット層に合わせて応募先を選ぶといいでしょう。

あなたはどのような人だと話しやすいか相性が良いと思うかを選ぶ基準にしてみてください。

またどうしてもターゲットがわかりずらい場合は、取り扱い車種の広告でどのタレントを起用しているかも参考にしましょう。

売りたい車のターゲットは、そのタレントの年代やファン層を想定しているからです。

迷ったら、国産であればトヨタ、外車であればBMWかフォルクスワーゲンで応募してみてください。

その後の転職に備えたいキャリアプラン

カーディーラーの営業職が転職する際は、今のことだけを考えるのではなく、数年後や将来のことも見据えてください。

その場合、どのようなキャリアプランが期待できるかも知っておきましょう。

店舗の店長

その店舗の売上や人の背調を任される非常に重要なポジションです。

ただし若くしても30代後半~40代が多く、一定以上の現場経験と売上が実績がなければ店長への昇格は難しいでしょう。

しかも各店舗に一人だけなので、係長や課長よりも狭き門です。

車業界に長くいる決意をした人であれば、店長を経験しておくとその後のキャリアでも役立ちます。

唯一のデメリットは、完全な管理職となるため会社によって歩合がなくなることです。

歩合をたくさん貰っているトップ営業マンより給料が低くなることもあるでしょう。

基本的には店長任命は断れないので、悩まずキャリア形成することに集中することをおすすめします。

本社勤務

本社勤務も同じく狭き門。

現場経験や店長経験を経て移動できるケースが多いです。

または営業以外に特別な能力が必要で、異例の人事はあり得るかもしれませんが、ほぼ期待できません。

50才過ぎてまで店舗で営業職をこなすのも、体力的には厳しいという声もあります。

なるべく店舗で管理業務を経験したり、本社で内勤している人とのコネクション作りをするなど、常に意識しておきましょう。

店舗の保険事業の責任者

自動車販売するときに任意保険の加入を専任の営業が提案することがあります。

高額な車を販売するうえで非常に大切なことで、自動車保険はディーラーの重要な収入源です。

ディーラーによっては、保険事業として責任者を置き、自動車保険の専属担当として営業活動をします。

他の営業の顧客に保険提案したら、自ら足を使い既存顧客に保険を販売するお仕事です。

ここで保険商材を極めて、外資系の保険会社やソニー保険など、フルコミッション型(完全歩合制)に転職する人も多くいます。

他業界の営業へ転職

カーディーラーの営業よりも稼げる営業職は存在します。

とくに同じ高額商品で一般消費者を相手とする不動産業界であれば、ディーラーで学んだ営業力も活かせるので人気です。

その他には自動車保険で学んだ金融知識を活かし、保険業界へ転職する人も多いです。

また、ワークライフバランスの難しさから、週末休みの法人向け営業に転職ケースも目立ちます。

どうしても家族がいると、土日祝の休みが必要不可欠になるには当然のことでしょう。

他職種へジョブチェンジ

営業力を活かせるコンサルタント系であれば、望みは高いでしょう。

提案力も必要になってきたり、選択する業界によって活躍できるか未知数なところ。

コンサルタントは基本的に法人が顧客となります。

提案先が法人だと土日休みが一般的で、家族サービスに時間を使えるので人気です。

一時的にカーディーラーで営業経験を学び習得し、稼いでから別業種へ挑戦するキャリアプランも検討するといいでしょう。

ちなみに僕はこのパターンで、年収アップとキャリア形成に成功しました!

【まとめ】車好きで収入重視の人におすすめ

やはり高額商品の自動車販売するカーディーラーの営業は、歩合をしっかり取れればまだまだ稼げる業界です。

最大のデメリットは週末が忙しく、家族との時間が作りにくいこと。

ひとり身であれば、とことん稼ぐために頑張るのでいいですが、家族持ちが転職するのはおすすめできません

業界的は車が売れない時代になってきたとはいいますが、実際はまだまだたくさん売れているのが現状。

ネガティブにならず、営業職として前向きにトライできる人は、楽しみながら地域の自動車産業を盛り上げていってください!

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どの転職エージェントを利用したらいいかわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。

「どこを選んでも一緒じゃないの?」と思ってしまうかもしれませんが、半分正解で半分不正解。

ある程度有名な転職エージェント会社を選んでおけば、教育体制がしっかりしていたりいい求人が集まっています。

しかし、担当するエージェントの能力や相性で当たりハズレがあると感じると思います。

なのでエージェントが多く抱えている転職会社にまずは相談してみるのが「最高の転職」をする一番の近道です。

気になるサイトや会社があれば、まずは面談予約からでいいので相談を始めてみるのがおすすめです。

どうしても良い求人に応募は偏ってしまうので、早く行動するのもポイント!

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【おまけ】給料重視なら契約社員(期間工)がおすすめ

車が好きなら車を売れるわけではありません。

むしろ車に興味無いぐらいの人のほうが、ガンガン売上を伸ばしていたりする世界です。

性格的に営業が本当に向いていないけど、一定以上は稼ぎたい人は自動車製造の仕事のほうがいいかもしれません。

そこでおすすめなのが、トヨタなどの工場で契約社員として働くことです。

年収400万円程度あれば、未経験でも稼ぐことができます。

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