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30代のなかでも30歳・35歳は、新しい職場に飛び込む節目として転職する人が多くいます。
企業も30代から未経験・異業種への転職は、大歓迎するところも増えているのが現状。
現に私も30歳になってから2回転職しました!
今は求人倍率は低く、働こうと思えばいくらでも働き口がある世の中です。
とは言え、30代なら誰でも未経験で営業になれるというわけではなく、30代だからこそ求められるポイントがあります。
逆にポイントをしっかり抑えてアピールしないと、問答無用で書類選考や面接で落とされるシビアな年代。
事実、私は採用する側としてはアピールポイントが少なかったり、ポテンシャルを感じられない30代は問答無用で不採用にします。
なぜなら30代には、未経験者でも以下のようなことを企業は期待しながら採用活動をしているからです。
- 半年以内(短期)に即戦力になる可能性を秘めている
- 自社のカルチャーにフィットする
- 前職経験を活かしながらも、愚直に挑戦する姿勢がある
概念としては理解してもらいやすいのですが、実際に面接で体現するとなると意外に難しいものです。
本記事ではこの3つのポイントを説明しながら、30代の未経験でも営業への転職が成功するための秘訣を紹介していきます。
各企業がミドル層に期待していることを理解し、最高の新天地に転職しましょう!
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【前提①】30代で未経験歓迎の営業求人は多い!
まず30代で営業経験が無い人でも、採用を強化している企業は十分にあります。
その証拠に大手求人サイトの営業職の掲載状況を見てみると、
サイト | 未経験対応の求人数 | 30代×未経験対応の求人数 |
---|---|---|
doda | 542件 | 208件 |
エン転職 | 1123件 | 89件 |
リクナビNEXT | 1771件 | 487件 |
サイトによって異なるが、営業求人の約30%近くが30代×未経験×営業の求人であることがわかる。
今回は『30代』と明記された求人をピックアップしたが、とくに年齢制限を明記しない求人が多いので、実際はもっと対象求人があると思って大丈夫でしょう。
さらに非公開求人を取り扱っていることも考えると、多くの求人が存在することが明らかです。
今、30代の転職者は、ひじょうに魅力的で市場価値が高いことがいえます。
安心して、たくさんある中からお好みの営業求人を見つけることができることでしょう。
【前提②】40歳になってからでは遅い
40代になってからでも未経験で営業に転職することはゼロではありません。
ですが、挑戦できる枠は明らかに狭まってしまいます。
未経験の営業に挑戦するなら、30代はラストチャンスだと思っていいでしょう。
やり直しも後1回は効くことを考えると、やはり早めに挑戦することが必須です。
続いては、30代未経験で営業に応募する人が採用されるポイントはどこかを解説していきます。
ポイント①:即戦力の可能性があるか?
営業未経験の30代は20代や第二新卒と違い、基本的には短期間で即戦力になる可能性を秘めていることが前提として雇われると思ってください。
「営業やったことないから、即戦力になれるかちょっと無理かも・・・。」
と思う人もいるかもしれませんが、あくまで可能性を秘めていることがポイント。
企業側は30代の未経験でも採用範囲としているということは、20代とは違う可能性を求めてるのです。
ちなみに30代で本当の即戦力を求める場合は、未経験枠ではなくキャリア採用として別枠で採用を行うことがあります。
となると、なおさら30代の未経験は、どのようなモチベーションで転職活動をしているかが大切です。
あらためて営業未経験でも即戦力の可能性がある人は、このような傾向があります。
- 営業経験を経て、どんな40代を迎えたいか想像できている
- 出来ないことがあっても成功させようとモチベーションを上げられる
- これまでの社会人経験が、営業職のどの場面で活かせるか説明できる
やはり30代で異業種の営業職に飛び込むわけですから、「何を考えているか?」は純粋に疑問を持ちます。
意気込みや元気さなど気合根性ではなく、理由を具体的に説明できるかが重要です。
1~2を説明できると、将来を見据えた判断ができる人だから、業務上において未経験でも正しい判断ができる人。
3を言える人は、しっかりと自己認知ができているし、論理的に振り返り(PDCA)ができる人と採用者側は判断することができます。
資格や実績がなくても、プレゼン側の求職者の発言や態度で十分に判断することが可能なのです。
『資格・実績がある=即戦力の可能性』ではありません。
また、30代は約10年間の社会人経験があります。
未経験であろうがある程度の修羅場やピンチを乗り切っていることが多いので、企業から期待値が高いと思っていいでしょう。
ポイント②:企業文化との適合力はあるか?
最近、採用に関わっていると『カルチャーフィット』するかという会話をよくします。
要は企業文化にマッチした人材であるかということです。
詳しくは、株式会社才流の栗原さんがまとめた記事を参考にしてください。
企業が採用するときは、基本は生産性を上げることが目的です。
そのためどうしても企業が不足している能力、リンク先の記事を参考すると『スキルフィット』があるか重視されます。
いわゆる「何が出来るか」「何が出来てきたか」です。
そして、そのスキルが自社で活かせるかです。
ですが、どれだけスキルが高い人を雇っても、上手く活躍できない人はいくらでもいます。
たぶん大多数の人は、会社内でそのような人を見たことがあるのではないでしょうか?
または現在進行形で「隣の席の先輩がそう!」と思う人もいるでしょう。
はたまた、「それって自分じゃん!」と感じた人もいるかもしれません。
私もカルチャーフィットできず、転職に踏み切った経験があります。
とくに営業は知識や過去の経験も大事ですが、自身の持ち味を出し切れるかは重要です。
では営業職でよくある文化(カルチャー)を説明すると、
- 賑やかで元気
- チーム単位での団結力が高い
- 数字への執着心が強い
などがあり、基本的には体育会系なノリが強い傾向。
このノリや雰囲気に合わせられるかで、営業として活躍できるかできないかも影響します。
ちなみに人によっては物静かだったり、控えめな冷静タイプもいるでしょう。
だからといって営業組織にカルチャーフィットしないわけではありません。
ポイントは営業組織で、どのような役割として機能できるかに焦点をあてましょう。
営業は基本的に体育会系だからといって、全員がワイワイして盛り上げ役でいる必要はないのです。
- 盛り上げを支援する人
- 盛り上がりを評価/賞賛する人
- 盛り上がってないときにきっかけを作る人
- そもそもの盛り上がるための仕掛け作りをする人
飲み会やサークル、学校環境に当てはまてみると想像できると思います。
重要なことは、その状況を自身が理解し受け入れて、どのような立ち位置だと組織貢献できるかです。
面接官は性格や特徴、普段とる行動や価値観など、この辺がカルチャーフィットできるか判断するポイントになります。
ポイント③:異分野へ挑戦する姿勢はあるか?
とは言え、30代になり未経験の営業職にチャレンジすることは、大きな岐路であることは間違いありません。
論理的に自己分析ができ、明確なキャリアプランがある人もいるでしょう。
そこに対して、どれだけ本気で挑戦する気概であるか、他人は理解するのが大変です。
とくに営業職は「元気・明るさ・はきはき」といった人間性の部分が見られがち。
面接のときだけ明るく元気キャラを装ったとしても、入社したあとに辛い思いをして、すぐに転職することなっては意味がありません。
ではどう挑戦する姿勢を伝えるかは「想いを言葉にする」ことです。
この「想い」を言葉にすると、論理的な発言に対して熱量が加わり、メッセージ性が強まり相手に伝わりやすくなります。
伝わるということは、共感を得られることに繋がるので、採用担当は「この人なら一緒に働いても活躍してくれるだろう!」と確信を持ちやすくなるのです。
営業を志すなら伝えるべき『想い』をまとめると、
- 営業職に挑戦する今の心境
- 営業に挑戦する自分への期待
これらをポジティブに伝えるようにしてください。
どうしても面接や履歴書/キャリアシートは、固い文章であったりと「ありきたりな面接対策された文章や発言」になりがち。
現に面接現場では、薄い会話しかできない人が圧倒的に多いです。
面接官に「この人、営業職になれなくても、どうにかなると思ってそう」と思われます。
その人の感性でもある『想い』を伝えることで、未経験に挑戦する熱量が他人にも理解されやすくなるでしょう。
以上が、30代未経験でも営業職に転職を成功させるためのポイントです。
30代で未経験営業をおすすめしない人
逆に、絶対に営業は避けたほうがいい人もいるのは事実です。
営業職に就いてから後悔しては意味が無いため、事前にチェックするようにしましょう。
年功序列にこだわりが強い人
理由は簡単で、20代の年下が上司になる可能性があるからです。
営業は実績や結果重視が強い世界なので、年下上司はよくある話。
自分よりも年齢が若い人に叱られたり教えてもらったりすることに抵抗ある人は、営業職は避けるべきです。
ただでさえ、ガツガツ系というか勢いのある人ほどトップ営業だったりするので、他の職種よりも精神的にきついと感じるかもしれません。
「自分は向いているかな?」と不安な人はこちらの記事をご参考に。
教えを乞うのが苦手な人
前職などの過去のやり方や成功体験に意識が行きがちになってしまうかもしれません。
しかし未経験で営業に飛び込んだのであれば、全てをゼロから学ぶ気概で臨みましょう。
客先に一人で行くことも多いので、営業はほとんどの質問に答えられなければいけません。
そうなると、知らないことはすぐに聞いて解決しようとする行動力は必須。
なかには
「後で調べよう。。」
「あの人がいる時に聞いてみよう。。」
などと、相手と時間を待っているようでは良い成果はだせないでしょう。
わからないことは恥ずかしくても聞くというのは、一つの特技なのかもしれませんね。
転職前にやっておくべくこと
30代の未経験で営業への転職を成功させるためには、転職活動の事前準備が大事です。
これをやっておくだけで、あなたの転職活率はグイッと上がるはずです。
何を得意とするか・何が向いているか自己分析
良い経歴・悪い経歴だろうが、その人には必ず得意とする行動と強みがあります。
それが何であるか言葉で表現するために、自分が何者であるか自己分析しておきましょう。
自身の強み・弱み・特性を方法としては、世界的にもMBTIやエニアグラムは分析ツールとして有名です。
多くの企業で取り入れられており、利用しているビジネスパーソンもたくさんいます。
働きたい業界を選定
自分のこれまでの経験や知識を一番有効に発揮できる業界を見つけてください。
営業にはいろんな業界や種類があります。
商材が無形や有形であるかだけで、長続きするかも決まってくるかもしれません。
それだけ商材と業界選びは、転職が成功するか失敗するかに大きく影響します。
おすすめの業界選びの方法は、「興味がある」「市場が活発に成長している」がいいでしょう。
業界マップの本も発売されており、業界動向やシェア率の高い企業紹介もされているので、大いに参考になると思います。
結果にこだわるのであれば、過去・現在で携わった業界に関係する業界を選択するのもひとつの手です。
飲食店で働いた人であれば飲食向け営業、洋服販売員であればアパレルメーカー営業。
その理由は簡単で、業界知識が備わっているからです。
転職したらしっかりと手に職をつけたいだけでなく、早く結果を出し稼ぎたいというニーズも強いと思います。
これまでの「経験」と「価値観」を上手く活かすことで、未経験30代の営業職への転職は、成功確率を上げることも可能です。
そして転職後の成果を出すことも早めることに繋がります。
適職は診断ツールの利用がおすすめ
未経験で営業になる場合、どうしても適職がなにか判断しづらいことでしょう。
そんなときは営業に向いているか職業診断のツールを使うと便利です。
いろんなサイトで診断ツールを提供していますが、大手求人紹介会社を利用するのがおすすめ。
その理由としては、
- 研究費用があるので正確なデータがとれる
- 過去に転職利用した人のビッグデータが揃っている
からです。
とくにおすすめするは、ミイダス株式会社が運営するミイダス。
もともとはパーソルキャリア株式会社(旧インテリジェンス)が運営してましたが、晴れて分社化しました。
自身の市場価値や職務適性を知ることだけでなく、マッチした求人からオファーを受けとることも可能です。
自分に近いキャリアの人がどのようなところに転職したのか、事例ベースでみることができるのも特徴。
無料で簡単登録するだけなので、気になる人はログインしてみてください。
適職診断をもっとしたい人は、以下の記事を参考にしてみましょう。
続いては採用率の高いおすすめの業界を紹介していきます。
営業未経験の30代におすすめの業界
おすすめの業界は文句なしで「インターネット業界」「不動産業界」です。
とくにインターネットの広告ビジネスは、誕生してから衰えることなく未だに成長している魅力的な市場。
もう少し詳しく解説いきましょう。
インターネット業界の営業
弱肉強食の結果を出せる人が上にのし上がれる文化がまだまだ強く、特に営業部であれば色濃く残っている会社が多いです。
結果を出した分だけ評価されるので、前職で正当な評価を受けれずに不満に思っていたりした人にはおすすめです。
給料の評価がはっきりしていることや、学歴やキャリアがほとんど影響しません。
誕生して数十年の業界で若く、誰でも同じ土俵で勝負できる面白さがあります。
不動産の営業
不動産業界は扱う商材が高額な土地・建物であるため、たんに商材説明ができるだけで通用しません。
お客さんに安心感を持ってもらい信頼を得る必要もあるため、若いメンバー以外に安定感あるミドル層の人材も人気です。
30代でマイホームなどを購入済みであれば、お客様へ説得力ある提案ができると思います。
歩合の多さも魅力的な業界でもあります。
個人的におすすめではない業界
意見は人それぞれありますが、生命保険業界はあまりおすすめできません。
インセンティブなどで収入アップは期待できます。
そのためすでに営業力を持っている営業から営業への転職としてはおすすめですが、未経験だと話が変わってきます。
せっかくゼロからキャリアを積むのであれば、もっと10年後も汎用性が効き、営業力を活かして転職できるジャンルのほうがいいから。
その次にカーディーラーの営業もおすすめしません。
そもそも30代の未経験で参入しずらい業界で、新卒で入社した人が多い傾向があります。
そのため、年下の先輩が多い可能性もあり、縦社会が強く残っている業界でもあるので大変ストレスを感じるかもしれないです。
そういった意味でもカーディーラー系の営業は避けることをおすすめします。
30代がおさえておくべき面接のポイント
業界が絞れたら早速、求人探しと面接を進めていきましょう。
ただし、面接は30代ならではの見られた方をするので、些細なミスは最小限に抑えるようにすることを徹底しなければいけません。
その代表例としてミスしないように注意してほしいポイントを紹介していきます。
営業に適した身だしなみ
営業は容姿から見られるので、第一印象を良くしておきましょう。
20代に比べ着なれた感もあり、30代ならではのカッコよさや渋みも必要です。
サイズ選びやネクタイのセンス、自宅の洗濯機ではなくクリーニング済みのワイシャツを着用してください。
「服装の乱れは心の乱れ!」という言葉あるように、見た目をこぎれいにするだけで印象は多く変わります。
明るさ・元気、そしてポジティブ
営業職を希望する上では、必ず抑えておきたいポイントです。
無くても成果を上げる人がいるのも事実ですが、基本的にはこの3つは大事です。
異常に明るく元気であればいいわけではありません。
営業として、信頼されやすい「誠実な人」という印象を持ってもらうための一つの手段となります。
ピンチを乗り越えてきたエピソード
逆境を乗り越えることは営業には特に必要なことで、「営業に向いている人」と思えるエピソードを話しましょう。
30歳になると何かしらの実積があると考えるのが面接官の思考です。
不可能を可能にしたこと、みんなは諦めたけど自分だけが挑戦したことなど。
限界を越えて挑戦したエピソードで面接官の興味を惹き付けましょう。
業界・会社への興味感心度
応募した会社のことや業界のことは下調べし、面接の時の会話や志望動機で話せるようにしておきましょう。
たくさん面接をこなすと下調べを手抜きする人がいますが、面接官には全てバレています。
会話の内容の薄さはわかりますし、みんな同じことを言っていることはわかっているのです。
逆を言うと目立つチャンスでもあるので、取り扱っているサービス・競合・市場動向は最低2時間ぐらいは使って調べるようにしてください。
失敗しないためにはやっぱり転職エージェントの利用を検討
失敗しない成功率の高い転職をするのであれば、転職エージェントに頼るのもひとつの手です。
自分ひとりで転職活動していると、失敗が続いても何が悪いか気付けないことが多くあります。
履歴書なのか、面接の回答なのか。
もしかしたら、あなたのキャリアや性格に合った企業選びができていない可能性もあります。
そのような悩みを解決したいのであれば、やはり転職エージェントなど相談できる相手がいると結果は変わるかもしれません。
面倒な企業との面接調整や、給料交渉もお願いすることができるので、転職する側にはメリットばかりです。
【まとめ】30代は未経験でも挑戦にこだわる!
以上が30代で未経験でも営業に転職するためのポイントでした。
しっかりと自己分析して、自分が転職しやすい・活躍しやすい業界を見定めましょう。
30代ならではの持ち味を発揮できれば、間違いなく転職は成功すると思います。
それでも不安な方は転職エージェントを有効活用して、効率良くストレスを溜めずに転職活動を成功させましょう!
おすすめの転職エージェントサービス
どの転職エージェントを利用したらいいかわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。
「どこを選んでも一緒じゃないの?」と思ってしまうかもしれませんが、半分正解で半分不正解。
ある程度有名な転職エージェント会社を選んでおけば、教育体制がしっかりしていたりいい求人が集まっています。
しかし、担当するエージェントの能力や相性で当たりハズレがあると感じると思います。
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